山善TCワンポールテントを買ってみた感想

先日購入した山善のTCワンポールテントについて。TCポリコットン素材でソロキャンプにちょうどいいサイズ感。実際使ってみて気付いたことなどを画像多めにレビューしてみたいと思います。先に言っておきます。ほんとオススメです。

コスパ最高!設営簡単!焚火可能!

冬キャンプを楽しむにあたり、これまで愛用していたフィールドアのフィールドキャンプドーム200では結露が気になり、TCポリコットン素材のテントが気になっていて色々調べていたところ、山善のTCワンポールテント TOP-240を発見。

価格はなんと税込み送料込みで17000円。インナーテントも付いてこの値段は安い。サイズ的にはバンドックのソロティピーTCと同じですが10000円程安い。これは買いでしょ!

勢いで買ってしまいました。早速キャンプに行きたいところですが、念のため試し張りして確認することに。試し張りは自宅ではペグを打てないので淀川河川敷にて行いました。

収納状態は説明書きでは長さが580ミリ、直径が180ミリ。ソロティピーTCよりも細長い感じです。収納袋もテントと同じ素材なのでテントが破れた際の補修時に使用できますね。早速開封して中身を確認。

インナーテントにフライシート、ポールやペグ類が包まれる感じで収納されていました。続いてペグの入った袋を開けて確認します。

説明書が入っていました。丁寧で分かりやすい説明書で初心者の方でも問題なく設営できる内容です。ペグはスチール製ですが丸棒を曲げただけと言った感じ。細くて下手に叩くと曲がってしまいそうです。またガイロープは黒で見た目はカッコいいものの細くて強度が心配。また引っ張ると伸びるので使えなさそうです。ちなみに自在金具は樹脂製でした。続いてポールを確認します。

ポールはテント中央部に立てるものと、フライシートの出入口を跳ね上げるものと2本あります。ポールと一緒に樹脂製のハンマーが入っていましたが・・・使い物にはならないでしょう。コレを入れるくらいならガイロープをちゃんとしたものにして欲しいところです。内容物には不足はありませんでしたので、早速設営していきます。

設営は簡単10分!

設営はホント簡単。フライシートを設営したい場所に広げ、四隅をペグダウン。

ペグは付属のものではなく、手持ちのスチール製を使用しました。ペグダウンした後は出入口のファスナーを開けてセンターポールを中に入れ込み、フライシート中央部に立てます。

最後に四隅のベルトをバランスよく締め上げてフライシートをピンと張ります。これでとりあえず立ち上がります。

最後に出入口部をポールで跳ね上げれば完成。慣れれば10分と掛からず設営出来そうです。ワンポールテントはホント設営が楽ですね。

風が強ければガイロープを張る必要がありそうですが、四隅の他にも3か所ベルトが付いていて併せて7か所ペグダウン可能。これなら少々風が吹いてもガイロープを張る必要は無さそうです。

ちなみにインナーテントはフライシート頂部から吊り下げる形になります。時期的なこともあり、まだ設営してませんが説明書を見る限りでは特に難しいことは無さそうです。

試し張りで気になったこと

とりあえず設営を終えたため、細部を確認していきます。まずはリビングスペースの快適度をチェック。ヘリノックス風チェアを置いてみました。

これ以上奥にチェアを置くと座った際に頭がフライシートに当たります。また足元にポールがあるため窮屈に感じますね。もう少し低いチェアの方が快適に過ごせそうです。いっそ地べたスタイルの方が良いかも?

フライシートの出入口部分は向かって左側(テント内部より見て右側)のみファスナーが付いていて巻き上げることが可能。巻き上げると開放感があり窮屈さは感じません。

別の日の写真です

また巻き上げずに端部にクリップを取り付けポールを追加することでタープのように張ることも可能。これだと日陰の面積も大きく開放感もあり、使い勝手が良さそうです。

ちなみに端部を止めるクリップは100円均一のセリアで購入。こんな感じで使用します。

端部にハトメを追加するのも良さそうですね。

続いてはテント内部について。頂部にはベンチレーションがありインナーテントを吊るすためのバックルが付いてますが、フックではないためランタン等をぶら下げることは出来ません。ポールにランタンハンガーを取り付けるか、ベルトにS字フックをぶら下げるなどの工夫が必要です。

フロア部は240cm四方となりますが意外と有効面積は狭いです。以下の画像は190センチ四方のグランドシートを敷いてダブルサイズの敷毛布を敷き、高さ18センチのキャプテンスタッグのコットを入れた状態です。

この状態で身長170センチのワタシがコットに寝るとギリギリ当たるか当たらないかという感じ。寝袋を使うと寝袋は当たってしまいます。コットを使用される場合には高さに注意が必要です。

実際にキャンプしてみた

では実際にキャンプにて使用してみた感想を書いてみたいと思います。まずは居住性について。1月と2月に使用しましたが、朝起きてもテント内が結露することなく、寒さも感じることなく快適でした。またソロキャンプであれば大半の荷物がテント内に収まるため、テント内に引きこもる場合にも快適に過ごせます。荷物をテント内に配置出来ると就寝中の盗難や夜露で濡らす心配もありません。唯一残念に思ったのがテント内部から入口ファスナーを閉める際に最後まで閉めようとすると手が届きにくいというところ。形状的に仕方ないのでしょうが、ファスナーバーを取り付ける方が良さそうです。

リビングスペースの使用感については、入口部分が目隠しにもなるため他のキャンパーからの視線を遮ることが出来るのでソロキャンプの没入感が高く、満足度も高いです。TCポリコットン素材のため焚火も思う存分楽しめるのもイイですね。

テント内のレイアウトは真ん中にポールが立つため自由度は低いものの、奥側に寝るように配置すれば不自由なく過ごせました。ポールを二股化すれば更に快適度が上がりそうです。

このテントはスカートが無く、フライシート下側に隙間が出来てしまいますが、風が強くなければ気になるようなことはありませんでした。関西圏での使用であれば風上となる方向にコンテナなどを置いて風除けにすれば十分でしょう。逆にこのテントは出入口が1か所のみなため、夏場は熱がこもりそうな感じがしますが、フライシート下側からも換気出来ると思えば意外とイケそうな気もします。

撤収時も簡単で15分もあれば撤収可能。収納袋も大きめで余裕があるためサッと収められます。片付けがスムーズに行えるのは気持ちがイイですね。

こんな感じでソロキャンプにはピッタリなTCワンポールテント。ペグとガイロープは別途用意した方が良さそうですが、それを差し引いてもコスパに優れたテントだと思います。立ち姿も格好よく気に入りました。しばらくはコレでソロキャンプを楽しみたいと思います♪

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